「アメとムチ」と「ムチ」

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8/17夜までの情報です。今日の辺野古も海は時化ていて作業強行はありませんでした。台風の影響もあると思いますが、このところ海のうねりと高波が続いています。

依然として沖縄では防衛「省」が提出強行した環境アセスメント方法書の公告時遊覧強行の波紋が広がり続けています。提出や縦覧を強行したことも問題ですが、その内容たるや方法書としての条件を全然満たしていないものです。ジュゴン監視団の声明文や県民会議の方々の主張でも触れられていますが、アセスのための環境破壊はもちろんのこと、事前調査を加味するということ自体沖縄県を騙したことになります。この方法書に関する学習会の予定も今月末にあるようですが、詳細がまだ入って来ていませんので入り次第お知らせいたします。

とにかくこのところの国のやり方に対して仲井眞さんも「あり得ない」を連発している始末です。リンクさせてはならないもの、リンクするはずの無いものを全部沖縄の文化よろしく「チャンプルー」にしてしまっているのです。こんな使い方をするとチャンプルーに申し訳ないですが、とにかく国は沖縄を騙し続け、あれもこれも混ぜこぜにして混乱させ、参議院選挙で大敗して民意がはっきりしたのにも関わらず、沖縄の各自治体を痛めつけ続けています。「アメ」と「ムチ」という言われ方をしていますが、「アメ」も「甘いだけのアメ」ではありません。「アメ」が「振興資金」だとすれば、「ムチ」は「基地を受け入れないと支払わない」という条件です。受け入れたあとに待っている傍若無人な米軍基地の存在は、更なる「ムチ」です。ですからそもそもの「アメ」の中に「アメ」と「ムチ」が存在するのです。「アメとムチ」+「ムチ」なのです。小池さんがこれから持つであろう権限は、「人間の命より国益」という残酷な仕打ちを実現する権限です。かりゆしウェアを世界に売りさばく手伝いをしようが、小池さんの冷酷非情な非人間的言動と傲慢な態度は沖縄の人たちに見抜かれています。名護市長が偶然を装って小池さんに会いに行こうが何しようが、県民の意識は「小池は沖縄の土を踏む資格などない」ということをしっかりと分かっています。

「アメとムチ」の代表というか語源ともなっているのは、ドイツの以前の姿であるプロイセン(プロシア)のビスマルクによる政策です。プロイセンは18世紀初頭に王国として誕生し、第一次世界大戦の前までにはかなりの勢力を持ち、ドイツ帝国の中核となりました。その大戦後ドイツ共和国の一州となり、第二次大戦後には東ドイツ、ポーランド、ソ連と三つに分割されました。ピスマルクは19世紀のドイツ統一の立役者で、初代帝国宰相となりました。鉄血宰相と呼ばれ、社会主義弾圧で厳しさを表していました。しかし一方で労働者には社会保障で待遇を良くするなどの政策を打ち出し、これが「アメとムチ」の言葉の元となっています。小池さんが振りかざしている政策は「アメ」さえも「甘くない」ものであることから、ビスマルクの「アメ」にも相当しない「冷血」なやり方なのです。

それに大体名護市は振興資金をこれまでもらっていて、その上キャプシュワブや辺野古弾薬庫の軍用地料で大きく儲けていながら、それが全然市民に還元されていません。還元されていないどころか借金ばかり大幅に増やしています。それを返済したいがために基地建設に対して容認の姿勢を打ち出しているのでしょうか。沿岸に造ろうが、V字滑走路にしようが、沖合にずらそうが、結局は基地を辺野古の海に造る計画であることには変わりがありません。名護市の実態については様々な資料がありますが、簡単なまとめは今日の琉球新報の社説に載っています。とにかくこれも基地依存度を強めるようにと国が徐々に画策していたのかも知れません。その影響は沖縄全土に及んでいます。宜野湾市、読谷村など長がしっかりしているところを除いては、だいたい国の言いなりになるしかないように仕組まれて長年来ているので、一朝一夕にはなかなか問題としては解決しにくい社会状況になってしまっています。

それから辺野古をネット面でサポートしてくれているきっこのブログでも取り上げられていましたが、タレントのインリン・オブ・ジョイトイの日記8/16日判「頑張れ!ニッポン」で爽快な語り口で言いたいこと一気に言ってくれています。きっこさん同様私もインリンの日記は常日頃からよく読んでいたのですが、ちょくちょくもの凄い提言をしてくれています。タレント面でのインリンは派手な衣装やパフォーマンスを売りにしているので敬遠されている方もおられると思いますが、例えば「太田光の私が総理大臣になったら」(日本テレビなので沖縄ではやっていないかも)などの討論番組に出た時はなかなか切り口鋭い意見を述べています。また過去の記事を辿っていただくと彼女の軍備絶対反対・非暴力の平和主義・護憲の考えが垣間見られます。トップページの写真に驚かれる方もいるかもしれませんが、あれもインリンの生き方の一つです。また日記のページにリンクされている「インリン・オブ・ジョイトイの平和への願い」ページの最後には辺野古の浜に立つインリンの写真が載っています。

「琉球新報・8/17」
基地問題言及なし 小池防衛相来県

知事「やり方おかしい」 普天間アセス、国を批判

金武町議会 米軍射撃場に反対決議

「琉球新報・8/17社説」
米軍再編法施行 押し付けより対話重視を

「琉球朝日放送(QAB)・8/17」
仲井真知事 政府の環境アセス提出を批判

Qリポート 映画「ひめゆり」とミュージシャンの思い

このブログ記事について

このページは、hが2007年8月18日 00:52に書いたブログ記事です。

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