2/27の情報
2/27夜までの情報です。まずキャンプシュワブ内で文化財調査を行っている名護市教育委員会が水田跡と見られる遺跡を発見し、確認作業に入るようです。以前ここでも報告した美謝川の水路変更に伴う大規模工事に対しても、同委員会は遺跡への影響を懸念を表明しています。文化庁予算がつくことが確定しているので、遺跡調査は長期にわたることになります。当然全て公開のはずです。施設局もこの点については合意しているはずですので、基地で隠されていた貴重な文化財の数々をどんどん公表して欲しいと思います。
米軍病院等の諸施設の移設や跡地利用の課程で今後も沢山の文化財が発見されることになるでしょう。その様は戦争に直結している基地の有様と正反対の平和的な姿です。防衛「省」と米軍が横やりを入れて来ないとも限りませんし、シュワブでは当然アセス事前調査は文化財に影響はないから実施するぐらいのことは言って来るでしょう。しかし遺跡があったならば新基地建設等は不可能なことです。その上でまた新たな手を打って来るのが国や米軍のやり方です。癒しの島と言って大和が勝手に利用している沖縄では、全然癒されない不安が広がっているのです。
それから中部西海岸の読谷村(よみたんそん)瀬名波(せなは)通信所跡地調査で、基準値を上回る鉛や大量に廃油が埋められていたと考えられる土壌汚染が見つかりました。米軍は環境のことなど絶対に考えていないというのが今回のことで「また」明らかになったに過ぎません。土壌汚染は瀬名波通信所だけではありませんし、毒ガスの処理もやっていたのではないかと言われる普天間基地が返還された時には、一体どれほどの汚染が明らかになるのか恐ろしくなります。
今回土壌汚染が明らかになった瀬名波通信所は、西海岸に突き出た残波(ざんぱ)岬に行く途中にあり、海まで200mもない所に位置しています。基準値を越えているという鉛自体は空気中にも海にもありますが、体内に蓄積すると様々な症状を引き起こします。そのまま何の弊害もなく体外に排出される場合もありますが、多くは蓄積され、中枢神経性の鉛中毒になると脳障害を引き起こす場合もあります。特に子どもの場合は危険度が高いという報告もあります。以前は有鉛ガソリンが普通に売られていましたが、有害物質ということで1975以降レギュラーガソリンからは完全に鉛が無くなりました。無鉛ガソリンという言葉を覚えておられる方々もおられると思います。またハイオクと言われるプレミアムガソリンも1980年頃から後は完全無鉛化しています。因みにアメリカでガソリンの鉛が規制されたのは1995年です。
さて瀬名波通信所の機能自体はこれで無くなっているわけではありません。近くの米軍通信基地トリイステーション内に移設されているのです。米軍の配慮なのか理由は分かりませんが、ゲートにトリイが立っているのでトリイ通信施設と呼ばれています。陸軍特殊部隊グリーンベレーが駐屯していることでも知られています。
沖縄は基地として出来上がっているためか、基地の土地返還にあたっては米軍側から「撤去ではなく移設」という条件が出されるのです。同じく読谷村内にあった「象のオリ」として有名だった楚辺(そべ)通信施設も、キャンプシュワブとつながっているキャンプハンセン内に新設されてからの土地返還なのです。つまり土地返還によって基地撤去がなされているわけではなく、移設か新設なのです。面積が縮まっている(ほんのわずかですが)だけで、基地機能としては以前よりも遥かに強化されていると言っていいでしょう。基地の土地返還も「米軍のおこぼれに預かれ」と言わんばかりの不条理な現実の前では、手放しに歓迎出来るものなのではないのかもしれません。
「沖縄タイムス・2/27」
シュワブ内に水田遺構/普天間代替 移設作業に影響か
「沖縄タイムス・2/27社説」
[伊吹文科相発言]やはり「心の距離」なのか
「琉球新報・2/27」
瀬名波通信所跡に鉛、油 返還遅れ、4月以降
「琉球朝日放送(QAB)・2/27」
「閉鎖状態」3年超える事も
「琉球放送(RBC)・2/27」
キャンプシュワブ内に水田らしき跡 移設作業に影響か
「八重山毎日新聞・2/27」
「演習強化の影響」相次ぐ米軍漂着物で抗議へ
