12/27の情報
12/27夜までの情報です。沖縄返還時のアメリカと日本の密約をリークした事件、西山裁判が結審しました。西山さんの「真実を洞察し、歴史の審判に耐えうる判決を期待します」との問いかけは重いと思います。政府がことあるごとに否定し続けているので、ろくな判決の出ない最高裁がどんな判断を下すのか、真実をまたも隠すのか、それとも歴史の真実を支持するのか、とにかく3月末の判決が待たれます。判決によっては日米関係の根底を揺るがすものになるかもしれません。しかし西山さんが敗訴したら、歴史を歪曲していることが世界に知れ渡ります。そうなったら本当に恥ずかしい国に成り下がります。大江・岩波裁判にも悪影響が出るかもしれません。三権分立、小学校の時に習ったこの基本が崩れ去るか否か、そんな岐路に最高裁は立たされているような気がします。
それからキャンプシュワブ沿岸の調査が来年度始めから始められるとの報道があります。2007年3月末までには業者を決めるとも言われています。またしてもあの悪夢の繰り返しです。これを「頭越し」と言わずになんと表現すればいいのでしょうか。全て動かしながらの話し合いというのはそもそもあり得るのでしょうか。話し合いで動かし方を決めるのではないのでしょうか。仲井真さんもこれに対して抗議するのでなければ、既に知事失格です。その仲井真さんは「沿岸じゃなくてより海側に作ってくれ」という修正案を考えているようです。案の定です。なんてコソクな手段なのでしょうか。もう頭痛いです。
それともう一つ「南洋でのハンセン病患者隔離政策」の事実が公文書として残っていました。やっぱりです。歴史上まれに見る人権侵害の事実が明るみに出たことで、補償問題は更に広がることになります。日本政府はなるべく払いたくないのでしょうから、今後この問題がどこまで公に取り上げられるか注目しましょう。映画「ランボ−2」を思い起こします。強いアメリカ、絶対悪のソ連など問題ある表現が満載のランボーシリーズですが、それなりのメッセージはあったと思います。特にランボ−2でベトナム戦争時の捕虜の確認の任務に就いたランボーが「アメリカ人捕虜を見つけたら何もせずに帰って来い」と命令され、新たな捕虜が帰って来たらアメリカは補償金を支払わなければならないので、それを避けたいという政府の意図を知り、逆に何人もの捕虜を連れ帰って来るというストーリーでした。ベトナム帰還兵の悲惨な現実もアメリカでは社会問題化しています。精神を病まずに済んだ帰還兵の中からSWAT(66年のテキサスタワー乱射事件がきっかけとなり編成された)という特別狙撃隊へ加わる者がいたりしましたが、精神しょうがい、身体しょうがい、ホームレスなど社会からはじき出されてしまう人たちも多かったと言います。国が兵士として徴兵し送り込んだのに、十分補償されていない現実があります。日本が強制連行した朝鮮人の方々や、軍隊慰安婦に対して補償しきれていないのと同じで、戦争はどうしようもない未来を作り出してしまうのです。ハンセン病患者隔離政策は戦争ではありませんが、日本が国際社会に返り咲こうとした過程で置き去りにされた人々への最悪の仕打ちでした。今回の公文書で新たな遺族が名乗り出て来るかもしれません。日本政府は誠実な対応を迫られることになるでしょう。安倍首相では何も出来ないということが明白なだけに、新たに悲しむ人々を作り出すのかと思うと懺悔のしようもありません。
「沖縄タイムス・12/27」
「歴史に耐える判決を」/沖縄密約訴訟結審
「沖縄タイムス・12/27社説」
[有事避難]平和外交目指すべきだ
「琉球新報・12/27」
得票を再点検 名護市議選
「琉球新報・12/27コラム」
コラム・金口木舌
「琉球朝日放送(QAB)・12/27」
仲井真知事 辺野古沿岸案はより海側へ
